１０月２２日（日）、「カスミサンショウウオを増やそうプロジェクト」にラムサールレンジャーが参加しました。

カスミサンショウウオは、九州のみに生息し、絶滅が危惧されている生物です。そのカスミサンショウウオが、野田町の田んぼで産卵していることがわかっています。

カスミサンショウウオが産卵するには、山から水のある田んぼまで移動する必要がありますが、その間には水路が通っており、分断されている状況でした。

その分断を解消すれば、カスミサンショウウオが増えるのでは？との仮説を立て、今回は水路に竹で作った橋を架ける作業に取り組みました。カスミサンショウウオが通りそうな場所、橋があると助かりそうな場所にそれぞれ橋を設置し、橋を架けた場所にはグループの名前を書いた看板を立てていきました。

また、田んぼの水がどこからやってくるのか水路を辿り、用水と排水の水の流れを勉強しました。

来年１月の博物館講座で実際にカスミサンショウウオを見つける調査を行います。

果たして橋の効果はあるのか、結果が楽しみです。