湿地の生き物調査隊!~夜のプランクトン観察~ を開催しました!

NPO法人くすの木自然館の浜本麦さんを講師とした全4回の講座「湿地の生き物調査隊!」

 

この講座は、たくさんのツルが越冬するツル観察センター周辺の湿地には夏場どんな生き物がいるのか、どんな利用のされ方をしているのかを楽しく調査し、豊かな湿地を未来に残すために自分たちには何ができるか一緒に考えることを目的にしています。

 

第3回は、9月17日(日)高尾野川河口にて夜のプランクトン観察を行いました。

 

19時にツル観察センターに集合し、そこから歩いて高尾野川の河口へ移動

事前にライトを設置した川の河口にどんな生き物が集まっているか観察を行いました。プランクトンを集めるための専用ネットを使い、たくさんの小さな生き物をビンの中に詰めていきました。

ツル観察センターへ帰る途中、歩きながら道路脇の側溝を眺めていると、ドジョウの姿が見られました。近年は底面と両側面がコンクリートできた側溝が多くなってきていますが、底面に砂や泥を敷くだけでも、生き物が住める環境になるとの講師の解説がありました。

 

ツル観察センターでは、スポイトを使って生き物をペトリ皿に移し、顕微鏡で小さな生き物を観察。プランクトンをはじめ、カニやエビの幼生、夜光虫などが確認できました。

 

生態系を底辺で支えているプランクトンが豊富にいるからこそ、ツルをはじめとした湿地の生き物たちが生息でき、それには山からの栄養分とその栄養分を運ぶ川の存在が欠かせないということが今回の観察でわかりました。

 

第4回は10月21日(土)、ツル観察センター周辺の生き物マップ作りを行います。

第1回から第3回までに見つけた生き物たちをマップに落とし込んでいきます。作成したマップはツル観察センターに展示します。また、当日は稲刈り後の田んぼで生き物調査を行う予定です。

第1回から第3回まで参加された方はもちろん、第4回だけの参加でも大歓迎です。

申込み期限は10月14日(土)です。