◆ラムサールレンジャー活動報告◆ カスミサンショウウオを見つけてみよう

1月28日(日)、博物館講座「カスミサンショウウオを見つけてみよう」にラムサールレンジャーが参加しました。

 

九州のみに生息し、絶滅が危惧されているカスミサンショウウオ。

そのカスミサンショウウオが山から産卵場所である田んぼへ下りやすくなるよう、昨年10月に竹で作った橋を水路に架ける作業をラムサールレンジャーで行いました。

今回は、産卵シーズンを迎えたカスミサンショウウオが山から田んぼへ下りてきているか、そして産卵しているか、調査を行いました。

 

最初に講師の鹿児島県立博物館上舞哲也さんから、カスミサンショウウオの分布や生態についてレクチャーを受けた後、歩いて調査対象の田んぼへと向かいました。

 

冷たい雨が降りしきるあいにくの天気でしたが、カスミサンショウウオの痕跡がないか網を使って一生懸命探し、ついにカスミサンショウウオの卵を確認することができました。

 

ラムサール条約登録湿地「出水ツルの越冬地」のエリアだけでなく、その周辺の山や田んぼにも希少な生き物が住んでいることが確認でき、豊かな自然環境を守っていく重要性を改めて実感することができました。

 

2月4日(日)は出水バードフェスタ2024「世界湿地の日シンポジウム」にて、ラムサールレンジャーが今年度取り組んできたことの活動報告を行います。

子どもたちならではの視点で捉えた出水の湿地を、子どもたちならではの表現方法で会場の皆さんにお伝えしようと、資料づくりや発表練習に取り組んでいます。ラムサールレンジャーの活動報告を聞きに、ぜひお越しください。

 

◆日時 令和6年2月4日(日)13:30~15:30

 ※ラムサールレンジャー活動報告は14:10頃~

◆会場 マルマエ音楽ホール出水

◆料金 無料・申込不要